無駄なスペースではない?廊下がある間取りのメリット


音が気になりにくくなる

住宅では、日常生活の中でさまざまな「音」が発生しています。具体例として挙げられるのは、テレビの音やトイレの水を流す音、料理している音など。また、オンライン授業やテレワークといった、周囲の家族が静かに過ごすよう配慮しなければならない場合もあります。基本的に廊下のある間取りでは、それぞれの部屋は廊下とドアを用いて区切られています。廊下が緩衝材のような役割を果たすため、それぞれの部屋から音が漏れにくくなるでしょう。

においが広がりにくくなる

快適な生活を目指す上で、重要になるのは「におい」です。トイレのにおいがリビングまで広がってしまうようなことは避けたいでしょう。廊下のある住宅は、部屋と部屋の間に廊下をはさむため、においの広がりを遮ってくれます。さらに、トイレを使用している人も、他の部屋で過ごしている家族に対して気を使う必要はありません。

来客時にも安心できる

「買い物袋を持っていると、来客の前を通りづらい」という場合もあるのではないでしょうか。廊下のある間取りの場合、玄関から廊下を通って荷物を運んでいけるため、来客時に慌ててしまう心配がなくなります。また、子どもの友人が遊びに来る際も、わざわざリビングなどを通ることなく廊下から子供部屋まで案内することが可能です。

自由に活用して楽しめる

廊下をただ「通路」として使うのではなく、他の用途をプラスして活用する、という方法もあります。うんていなどを設置すると、廊下がちょっとしたアスレチックに変身。子どもが喜ぶ、遊び心のある廊下に仕上げられるでしょう。

二世帯住宅は、同じ敷地内に親子世帯や兄弟姉妹などの複数世帯の住居を建築する方法です。一階と二階で世帯を分ける建築方法や平屋で軒続きのデザインなど、スペースを分けたり共有したりすることができます。